楽しいことを思いつく時を待ちながら、自由なテーマでこのブログを続けていたのですが、大震災直後、諦めたくない素人たち数万人が日々アクセスする原発関連情報の発信・交換の場となり、すぐに行うべき緊急のものから遠い将来を見据えたものまで多くの企画提案?を全力稼動でしてきました(ご興味のある方は、#211(3月13日)の「ごあいさつ」から、コメント欄も含めご覧ください)。しかし、6月10日あたりで、更新を停止しました。とりあえず東日本壊滅を防ぐ大きな力にはなったと思います(関わっていた人たち以外は、信じないでしょうけど・・・)。
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#183 日本のP2P金融の(WEBサイトの)現状というか批評というか・・・
JUGEMテーマ:マーケティング
 

#182の件ですが、日本のP2P金融の現状、少し調べました。


まず、maneo.jpというのが、稼動して数年経っているんですね。が、どうも惹かれないですね。開示情報が不足しています。Prosperのこのページの要素を公開していないとダメだと思います。

あと、仲介者が取る手数料比率と、貸手の最低出資額が高すぎるんじゃないでしょうか。

WEB企画制作者として気になるのが、サイトデザインが気持ちを暗くさせるということです。色合いとかでなく、アプローチが。

写真の使い方に温かみが無いので、借りたい人の人間性が見えてこないんです。それは、貸す意味が感じにくいと言うことです。参考のためにProsperの借り手一覧を、クリックしてみてください。あと、実際の人が登場するCM。正々堂々と登場してもらうことと、この明るい演出が必要なんですよ。

事業の意味のところから、何が人を掻き立てるのかということを考えながら、再構築していった方がいいと思います。

それから、「個人と個人のマッチング」という強調が、貸し手のリスク回避気分を理解してないような・・。

うーん、マーケティングの失敗なのか、元の理念のズレなのか・・・。


★★
次にAQUSHです。構造や提供情報内容は、Prosperを完全に意識してますね。

このビデオと、このページと、こっちのページと、こっちのページで様子がだいたいわかります。

仕組みは、maneo.jpよりはいいですが、なんか掻き立てられないですね。この「利用者様の声」ページがっかりです。顧客に感情移入しないと、こういう表現になるんですね。

うーん、ごくごく基本的なマーケティングの失敗ですが、たぶん、始めた人に、この仕組みを良いストーリーとして拡大していって、日本全体を変えていくみたいな意気込みがないのが明らかなんですね。簡単に言えば、熱意がない。

それが、仲介者が取る手数料比率と、それから特に、貸手の高すぎる最低出資額に表れているように思います(まあ、あくまでサイトから見える印象ですが、サイト制作に関わる者の勘です)。


★★★
仕組みを真似ても、それだけではダメなんですね。#182のコメントの中で、She's Beyond Good And Evilさんが、多摩信用金庫の「使命感」について書いてくれていますけど、真似した元を凌駕するくらいの「使命感(事業に対する強いモチベーション)」がないと、人を動かす表現は生まれようが無いんですよね。サイトデザイナーが勝手に使命まで考えてくれることはないですから(私たちは考えたりしますけど・・・)。


上記のような表現では、そこに出資する人の自己認識が、単に良い利率のみに惹かれたひとりに「成り下がって」しまうんですね。

そして、借り手には、「このシステムを使うことが、閉塞を少しずつ切り崩していく行為」であると意識しながら借りてもらわないと困るわけです。このシステムがちゃんと社会に対して意味を持つためには。


#182のコメントとはなんか食い違っている自分を感じますが・・・、事を複雑にする必要はないとは思うのですが、「行為の意義」を削ってしまっては、人を引き込むことは難しいです。


★★★★
SBIとProsperの合弁会社は、どういうものを出してくるんでしょうか。このページの真ん中辺に「★ SBIプロスパー(2010年秋開始予定)」とありますが・・・。

理念や意義や意味を理解しているクリエイターが関わっているのかどうかによって、出だしが大きく左右されることは間違いありません。



★★★★★
あと、Zopa Japanというのも、準備中みたいです。本家はイギリス。なんかあまり興味を感じないのですが・・・。



★★★★★★
いろいろ書いていると、自分で始めたくなりますが、

・・・イマジンのありそうな「たましん」ならできる?

ここについても、「ちゃんと気持ちが伝わる表現をしようよ。もったいない」と思いますけど・・・。

単純に、リアルな人、いろんなことを考えている本人が、ばんばん登場すればいいんです。モデルじゃなくて。


以上、ごく短時間のリサーチによる日本のP2P金融の現状のまとめと、

表現に関する批評と、

希望でした。


うーん、ちょっと、がっかり・・・・



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