楽しいことを思いつく時を待ちながら、自由なテーマでこのブログを続けていたのですが、大震災直後、諦めたくない素人たち数万人が日々アクセスする原発関連情報の発信・交換の場となり、すぐに行うべき緊急のものから遠い将来を見据えたものまで多くの企画提案?を全力稼動でしてきました(ご興味のある方は、#211(3月13日)の「ごあいさつ」から、コメント欄も含めご覧ください)。しかし、6月10日あたりで、更新を停止しました。とりあえず東日本壊滅を防ぐ大きな力にはなったと思います(関わっていた人たち以外は、信じないでしょうけど・・・)。
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#174 自営業者のストラテジー
JUGEMテーマ:ビジネス


きょうは、ちょっと趣を変えて(変わってないです?)、仕事に関する状況について、整理していきますね。現実というか、個人的事情(Personal Truth?)から組み立てないと先に進めないような気がしてきたので。
 

えー私は、最近主には映像の絡むWEBサイトを企画・制作統括している自営業者です。

しかし、今のクライアント企業には、私はA社の企画制作部門の社員に見えているはずです。クライアントにはA社の名刺を渡しているので。専属契約などを結んでいるわけではないのですが。

請ける仕事は、ほとんど企画からで、まずは企画書をほぼひとりでつくります(他のスタッフに技術的な相談はします)。それをスタート点にして制作に入るわけですが、個別スタッフやプロダクションに声をかけて制作チームをつくるのも、制作実行予算を組むのも、すべてのお金の交渉をするのも私の仕事です。

A社の必要性に疑問をもたれるかも知れませんが、現在のクライアントは元々A社が他の分野の仕事を請けていて、そのつながりから私が入っていって、現在のWEBを中心とした仕事を受注するようになった経緯があります。また、クライアントには、自営業者には直接仕事を出してない大企業がいくつか含まれています(今気づいたのですが、社内規定を確かめたことはありません)。

しかし、このかたちで仕事を進め、クライアント担当者が交代していく中で、だんだんとA社の社員とのつながりを持たないクライアント担当者も増えてきています。A社については社員でない私だけしか知らないクライアントも多くあるわけです。

A社と私との間のお金の動きですが、大まかには受注額から決められた%をA社に残すかたちで進んでいます。容易に予想されるように、この「%」が適切かどうかは、いつも議論が尽きませんし、プロジェクトについてのA社の社員の関わりが薄くなれば薄くなるほど、「%」が大きすぎるのではないかと思うようになってしまいます。
 

ここ数年、A社関連の仕事で非常に忙しく、その間に自分の仕事の中でA社関連の仕事がかなりの割合を占める状態になりましたが、最近、A社関連の仕事量が明らかに減っています。

原因は、クライアント企業の広告関連予算が急激に減っているという環境的なことと、クライアント数や仕事の分野を拡大するなど、受注ルートを増やしていないというA社の事情です。
 

これについての自分の対策は大きく分けてふたつでしょうか。A社の仕事が増えるように自分も働きかけるか、A社以外の仕事を増やすか。これは、特に相反するふたつではないので、両方考えればいいわけですが、どちらに力を入れるべきかを普通に考えると、後者になります。

A社関連のクライアントは複数であるものの、私がA社1社にかなり依存する体制のリスクも考えなくてはいけませんし。それから、A社の流れを変えるには、少なからずA社の方針の変更が必要になりますが、自分の会社ではないので強くコミットすることはできません。
 

A社以外の仕事を増やす方向ですが、A社と同じような関わり方をしてくれる会社を見つけるというのがひとつあります。A社にとってメリットがある仕事形態ですから、同じようにメリットを感じる他社があるはずです。

メリットのひとつは、WEBや映像やグラフィックに関する企画制作部門を持たなくても、その仕事を受注できることです。たとえば、業務システムを請け負っている会社がクライアントからWEBの仕事も受注するとか、その後いろんなメディアの広告受注にもつなげていく、その流れの中でクライアントとの関係を強固なものにするというようなことが可能です。「あの●●●という企業の仕事をレギュラーでしているとか、●●●受賞歴もあるチームで制作します」みたいなこともセールストークに含まれるでしょうか。

そして、そのための初期投資も固定費もほとんど不要です。
 

というようなことに気づいたB社が、最近、声をかけてくれました。まだ実際の仕事には入っていませんが、B社に気づいてもらったということは、他の会社にも気づいてもらえるということでしょうか。気づいてもらえる努力を、しようと思いますが、さて、どう伝えればわかりやすいでしょうか。ここは、きちんと考えないといけないですね。

それと、競合クライアントの情報が自分に入ってこないように、仕事の組み合わせに気をつけないといけません。
 

A社やB社との関わり方と違う方向となると、クライアントとダイレクトということですが、これ考えるのは、ちょっと後回しにしますね。
 

ここで、もうひとつ別の軸があることに気づきました。私個人で請ける仕事なのか、私から広がるネットワークで請ける仕事なのか。個人としての仕事としては、企画のみとか、翻訳とか、簡単な撮影とか、4コマ漫画とか、打ち込みのみの音楽制作などがあります。そういえば、ほとんどひとりでTVCMをつくったこともあります。

しかしクライアントにとって需要なのは、ひとりか大スタッフかという選択ではないですよね。ひとりでも大スタッフでも対応できる流動性、連続性があることですよね。ほとんどのメディアについて、ほとんどの規模の仕事について、状況に合わせて、適切な規模、適切なメディアの企画を立て、制作し、また途中での軌道修正もやりやすいということです。
 

で、さっき後回しにしたことですが、A社やB社と組む場合に比べて、クライアントとダイレクトというのが、今ひとつパワーが落ちるような気がしたんですね。

理想的なA社、B社は、自分の専門分野でなくて他の分野に強い会社です。A社、B社から見ても、私が同じ業種の人間だったら私や私といっしょにやっているスタッフと組む必要がないですよね。A社、B社に無いものを加えるから意味があるし、逆に、そのことで私ももっと広い分野に対応している組織のメンバーに見えてきます。

ということで考えると、クライアントの中でA社の社員が消えたというのは、私と違う分野が見えなくなったということで 、クライアントにとってのA社(=私)の印象が、単なる普通のWEBプロダクションみたいなことになっているということでもあるわけです。これはA社の魅力を減じるものでもあるので、ここが案外、仕事減少の大きな原因かも知れません。

B社での展開のときにも、ここは気をつけなくてはなりません。
 

隣接というかシナジー効果を生める業種のC社、D社、E社・・・・との組み合わせであり続けるということですね。
 

会社でなく人と組むというのもあるのだと思いますが、そこでの適切なかたちについては、また後日検討しようと思います。ちょっと課題が多そうに感じるからです。
 

また、自分の中に異業種を抱えてシナジー効果を生むという方法もあるかと思います。私は、ほとんどのメディアを経験していますが、自分でも少し普通のことのように思えてきているのは、今は一般の人でもコンピュータを使ってマルチメディア表現していたりするからでしょうか。自分が自分のことを楽しめる意味でも、異業種にも挑みたいと思っています。
 

ところで、ずっとひっかかっているのが、他人の目からもはっきりわかるような競合優位性が自分にあるのか、ということです。冷静に考えて、他人から見ると、単に大勢いる中の一人です。

しかし、現実の自分の仕事というのは、(おそらく他の人の仕事も同じだと思いますが)ほとんど知っている人あるいはその人の紹介で入ってくるわけで、「競合優位性」はほとんど問われる場面はないですよね。どちらが優れているかという判断は、現実的には非常に難しいということもありますし。ですから、「競合優位性」を気にするぐらいなら、知り合いを増やせ、というようなことになります。

でも、知り合いは普通、私の同業者を何人か知っているわけで、知り合いが多ければ私に仕事が安定して入るということでもありません。
 

というようなことから考えると、前に書いた「異業種」は、今の明らかに不安定な仕事と組み合わせるわけですから、割と安定的に仕事が入る業種に越したことはありません。その上で大きなシナジー効果が想定できればベストです。
 

そのような理由で「異業種」を既に絞っていますが、それについてはまた後日。普通の基準からすると、突拍子もない選択かも知れませんけど。

 

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