楽しいことを思いつく時を待ちながら、自由なテーマでこのブログを続けていたのですが、大震災直後、諦めたくない素人たち数万人が日々アクセスする原発関連情報の発信・交換の場となり、すぐに行うべき緊急のものから遠い将来を見据えたものまで多くの企画提案?を全力稼動でしてきました(ご興味のある方は、#211(3月13日)の「ごあいさつ」から、コメント欄も含めご覧ください)。しかし、6月10日あたりで、更新を停止しました。とりあえず東日本壊滅を防ぐ大きな力にはなったと思います(関わっていた人たち以外は、信じないでしょうけど・・・)。
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#215 #214から漏れ始めた【備忘録】。見逃している危険と未来のための企画。僭越ながら(その4)。
JUGEMテーマ:原発



もうすぐ終わると思いますが、また、さらに新しいページに漏れてきました。

#214の【備忘録】が文字制限を超えたので、この新しいページに移りました。

★リアルタイム放射線測定値の数値チェックの方、それから初期の【備忘録】をご覧になる方は、#211へどうぞ。

★このブログが地震以降こうなった経緯についても、そこ(#211)の「ごあいさつ」をお読みください。




【備忘録】



(5月15日:20時30分)
武田氏と奇妙なやり取りしましたが(#214の終わりの方)、そんなことは関係なく作業は順調に進んでいきそうです。
福島で除去表土の穴埋め本格化 校庭の線量低減へ

集積土の数値が上がることも、注意を促されているようですし、良いのではないでしょうか。




(5月15日:20時40分)
<「漠然とした不安を、具体的な事実に変えるための質問」を続けてみます。>

ということは一度、前のページに書いたのですが、前のページが文字いっぱいになり、再度ここに書きました。




(5月16日:22時20分)
あ、送電分離のこと考えておかないといけないですね。
東電の送電分離案、政府内で急浮上 電力各社は反発も





(5月17日:10時)
<課題がはっきりしてきました。ここにビジネスの機会を見つけてください。>

最近、ここの紹介が増えていますが、WINEPブログで森敏先生が、これからの課題を整理してくれています。

その意気やよし:玄葉大臣の発言に思う

まずは、その全文を読んでいただければ、きっと、少し元気の出る方もいらっしゃると思います。ぜひどうぞ。


ここには、そのリスト部分、引用させていただきます。

(以下、引用)
1.超高濃度放射能原子炉汚染水を沈殿(凝集剤?)吸着濃縮 (膜の開発)する技術
(とくに健康影響の大きいSr90を強力にトラップして海水に漏出させない技術)

2.すでに漏出させた原発周辺の濃厚放射能汚染水を、原発周辺海域にとどめて拡散させない技術(吸着撒布剤の開発)

3.人が往来する道路の除染、道路の拡幅や防護壁の作成、居住区域の完全除染など、汚染のない隔離住環境区域の制度設計。

4.土壌汚染放射能を軽減する土木技術

5.土壌の放射能を有効に収奪する(ファイトレメデイエーション)植物の開発

6.土壌の放射能を可食部に吸収しない作物の開発

7.汚染建築資材や汚染植物を焼却するための放射能を拡散しない低温焼却炉の開発

8.高濃度放射能濃縮活性汚泥やその焼却灰を保管する方法や保管場所の確保

9.生物濃縮した放射能汚染野生動物の拡散を防止する方策

10.放射能汚染海底の汚染マップの作成

11.放射能汚染海底を掃海除染する技術

12.。。。。。。

(以上、引用)


この科学寄りのリストを参考に、ちょっと社会寄り素人的リスト?も作ってみたいと思っていますが

とにかく、

課題の解決を、いろんな企業がビジネスとして成り立たせていくことが、将来の大きな力になると思います

いくつか、解決の端緒が見えているものもありますよね。


あ、社会寄り素人的リストというのは、「楽しい電力へ」みたいなこと、などです。





(5月17日:10時15分)
5月15日:20時40分に書いた、

<「漠然とした不安を、具体的な事実に変えるための質問」を続けてみます。>

という言葉ですが、正確には以下のようになるんですね。課題さえはっきりすれば、あとはいろんな人がいろんな知恵を出してくれるでしょう。

<「漠然とした不安を、具体的な課題に変えるための質問」を続けてみます。>





(5月17日:23時20分)
きょうは、She's Beyond Good And Evilさんと雑談というか、金融の話なども含めていろいろな話を聞きました。その辺の話は、自分の頭の中で整理できるには時間がかかるので、とりあえず、最近の大企業の動きの整理しときます。

日立など6社、ハワイでスマートグリッド実証事業

東芝、スイスの電力計メーカー買収へ 1900億円強 スマートグリッドを強化

スマートグリッドの実証などは、最近になって活発になったというわけでもなくて、昨年以来の動きです。

あと、インフレ来るんでしょうか?

山崎製パン:小麦高騰、7月から平均5%値上げ
フジパンも値上げ検討 小麦粉高騰で5%程度





(5月18日:16時30分)
<福島などの農業の(あるいは食の安全性向上の)ためには、まず、土壌中の放射性物質を野菜がどの程度吸収するかとか、微妙なところを冷静に考えること。>

土の中の放射性物質を野菜が、ぐんぐん吸収していくイメージがあるかもしれませんが、いろんなデータを見ていると決してそうではありません。

まず、セシウムが土壌の粘土鉱物にどんどん固着して、植物が吸収できない状態になっていくことが、その最も大きな理由です。

植物に放射性物質を吸収させるファイトレメディエーションを行おうとしている人たちは、早く行動しないと、どんどん吸収できなくなると焦っているのですが、逆に見れば、放射性物質は、植物に吸収されにくい状態に急激に変化しているということです

というようなことの資料になりそうな記事を、またですがWINEPブログから引っ張ってきます。ここで書いている意図で書かれた文章ではないのですが・・・。

放射能汚染土壌からの除染対策は速ければ早いほどよい−農水省に期待する

水稲は陸稲(おかぼ)の20倍の放射性セシウム(Cs)吸収率を示すことの化学的意味について

もちろん、単純に野菜が安全だと言っている訳ではありません。

ただ、この「実はあまり吸収できない」という事実は、いろんな施策に活かす方法があるということです。

で、相当前に、superfortressに教えてもらったスウェーデンの施策情報、その重要性に今頃、気づきました。

チェルノブイリ事故後にスウェーデンが取った汚染対策(その1)。

チェルノブイリ事故後にスウェーデンが取った汚染対策(その2)。


植物(や牛)の吸収量が微妙と言うことは、微妙な施策によって、安全性がかなり左右されるということなんですね。(・・・うまく文章書けませんでしたが・・・わかりますよね)

単純に「よく耕す」ということでも有効であったりする土壌もある、ということのようです。

土壌の汚染状況や土壌の種類によって、やり方を変えた方がコスト的にも良いということが、十分にありえますよね。

ここでも、頭の使いようがいろいろあるということです。

さて、農林水産省は、どのような施策を出してくるんでしょうか。


ところで、同一植物内でも、部位によって蓄積量が違うのも、記憶しておくべき「微妙さ」のリストに加えておいてください

白米のセシウム含量は玄米の5分の一である



(23時25分追記)
上に、「農林水産省は、どのような施策を出してくるんでしょうか。」と書きましたが、「農業主が、どういうプランを考えられるか」の方が重要ですよね。ディテールが結果を大きく左右しますし、国がディテールまで考えるのは不可能ですし・・・)


(5月20日:10時10分追記)
WINEPブログでは以前から、こういう具体的な発信をしていたのですね。見逃してました。

土壌汚染核種の作物の可食部への移行係数を用いて、次作の汚染度をシミュレーションする方法について


(5月20日:10時30分追記)
農水省が既に動いていたんですね(5月17日の記事)。
野菜の放射能吸い上げ比率公表へ 農水省、作付け判断に

農水省、牧草についても、具体的なことを発信しましたね(5月19日の記事)。
汚染牧草、早期に刈り取り保管 農水省が指導方針


(5月20日:20時追記)
土壌中のセシウムのこと、野菜の吸収のことについては、日本土壌肥料学会の説明がわかりやすいですね

放射性セシウムに関する一般の方むけのQ&Aによる解説

セシウム(Cs)の植物移行とそのメカニズム


<5月28日:20時30分追記>
農水省、ちゃんと仕事してます。事故直後からは考えられないくらいに。

東日本大震災:野菜の放射性物質吸収、目安の係数発表−−農水省

これを、実際に農家はどういう行動に結びつけたらいいかについて書かれている解説(WINEPブログ)は
こちら



今度こそ、全く関係のない音楽。






(5月19日:20時40分)
<放射性セシウムの注意が必要な食品は、カリウム含有量の多いものということですよね。>

セシウムは、カリウムを取り込む機構によって植物などの中に入っていくわけですから

たぶん、政府の検査が茶に行き当たったのも、カリウム含有量から考えてのことだと思います。

このはっきりした事実は、やがて広く知られることになり、東北・北関東のカリウム含有量の多い野菜、海草などの販売は、数年間は苦戦することが予想されます(そういう作物が、検査で高い数値を示し、ニュースになり続けることが予想されますし・・・)。

数年間はカリウムの吸収量の多いものを敢えて植えて、土壌の浮遊セシウムを吸収して浄化に集中する期間とするのか、あるいは、しばらくは、カリウムの吸収量の少ないものに切り替えていくのかなど、各農家は、消費者のイメージも考慮しながらの対応を考え始めた方がいいのではないでしょうか

重要なのは、数年後にきちんと復活できるように、浄化への取り組みをPRし続けることなども、きちんと考え続けることです。

そして、それに合わせて国へ、補償などの要求を出していった方が、補償が将来の利益(農家の利益でもあり、国全体の利益でもあります)につながる確率も高くなるのではないかと思います。


<5月29日:21時追記>
少し細かいこと言いますと、カリウム含有量は、部位によっても全然違いますよね。





(5月19日:21時10分)
ところで、ストロンチウムってどうなってるんでしたっけ?




(5月19日:21時50分)
<海藻(や貝)を海水の浄化に使えないですか?>

ふと思ったんですけが・・・。↓ こういうニュースもあることですし(汚染されているということは吸収するって事ですよね)。あと、2つ前に記事に関連してますけど、「カリウムといえば海藻」のイメージもありますし・・・(乾燥させてるから多い計算になっているだけかも知れませんが)。

2011/5/12 高濃度の放射性物質を海藻類から検出 グリーンピースの海洋調査で、政府に緊急調査を要請

あと、こういうニュースを見ると、貝も使える?とか思うんですよね・・・。貝は、なんとなく、ストロンチウムを吸収しそうなイメージが・・・。
海藻と貝対象に放射性物質の調査開始 福島

海藻ブロックとか、海藻シートとか、海藻フェンスになるんでしょうか。とりあえず、原発周囲の海に大量投入ですね。




(5月20日:20時)
上記の海藻の件ですが、どうも可能性があるみたいです。詳しくは、また後日。

というか、専門家の方が調べてくださるそうなので、その報告を後日します。お楽しみに。

というか自分が一番楽しみにしています・・・。




で、いつものように関係ない音楽。







(5月22日:20時30分)
<まいたものがはえる>

週末なので、少し、ぼんやりしたことを書きます。

もう一度、二宮金次郎からやり直すのはどうかと思うんですが、どうですか? (これ、まじめに書いてます) 

彼はドラッカーなどよりはるかに多くの人命を直接的に救った実績を持つ経営コンサルタントですよね(自分の知っている範囲では)。

彼のいろんな言葉は、弟子の記録によって残っているわけですが、上記の言葉もその一つですが、なんとなく、今にぴったりかなと・・・。

リアリティーをもう少し補足すると、「まいてもはえない」ものもあるわけですが、放っておいたままでははえないものをはやすには、はえるようにまくしかないわけですよね・・・。





(5月23日:12時15分)
<がんばれ中小企業! ここにもチャンスをつかみかけている会社が。>

何度か繰り返し書いていることですが、新たな具体例情報を、She's Beyond Good And Evilさんに教えていただきました。

原発汚染水処理能力、アレバの20倍 金沢大が粉末 毎時1000トン、東電に採用働き掛け

クマケン工業株式会社

先月から地方紙などには記事が出ているのに、全然、見逃してました。


<5月28日21時45分追記>
東電はアレバにこだわってますねえ。それも利権がらみ?>




(5月23日:23時55分)
<原発事故のことを何も考えていなかったことを反省して、今後の経済の不具合のことを考えておきません?>

国全体の経済のことを考えたときに、暗い気持ちにならない人はいないのではないでしょうか。

暗い気持ちになる理由は、支出が巨額になることというよりも、費用対効果以前の簡単なコスト削減さえ慣れていない組織(官庁や地方自治体)が、何年間にも渡る経済をちゃんと予測し、コントロールできるのかという不安だと思います。

冷静に考えて、コントロールに成功することは、ほぼ無理だと思うのですよね。

ということは、どうなって何が起こるのかと、いろんな時点で状況をマシにするために何ができるのかを、一人ひとりが考えておくべきですよね。

原発事故について、あまりに何も考えていなかった反省もふまえて。

まずは、マシな専門家の目星を付けておくことからでしょうか・・・・





(5月24日:18時25分)
<ここを切り抜けるのに必要なのは、ひとりひとりがもっと勝手に動くことでは?>

どうなんでしょう。政府に全部押し付けすぎではないでしょうか。なんでもかんでも政府に考えてくれというのは、明らかに無理な要望ではないでしょうか。

政府などの情報公開は必要だと思います。大きなプロジェクトの調整という政府の役割も必要だと思います。

でも、この状況は、それぞれが自分で考えて、もう少し勝手に動かないと、進まないことが多いのではないでしょうか。将来の電力のこととかも含めて。

目の前にある仕事量を考えたら、政府や官庁で手に負えないことは明らかですよね。

あと、誰も当てにしていないと思いますが、国会議員はアイディアもなく、ずっと不明な争いをしているだけですし・・・。


ところで、前の記事のに書いた「予想される経済の不具合」について考える前に、「ひとりひとり」というところをもう一度、自分の中に確認しておくべく、「スモールビジネスの立ち上げ方」のお勉強をしようと(しなおそうと)思っています。子ども用の教材で。子ども用の教材って、エッセンスが詰まっているというかエッセンスだけという感じで、頭を整理するにはちょうどいいんです。



で、関係ない音楽。







(5月25日:16時30分)
<太陽光発電を普及させたいなら、1か月目から利益の出る仕組みを!ということですよね。>

ちょっと詳しくない分野のことを書くわけですが、

アメリカのサイトをうろうろしていて、偶然、太陽光発電の会社のサイトに行き当たりました。
SolarCityのPower Purchase Agreement(PAA)。

要するに太陽光発電システムを設置したら、その使用料と電気代(太陽光発電したものを自分で買う代金)を足したものが、以前の電気代より安くつく仕組みということです。その使用料にはメンテナンス代も含まれているようです。

つまり、「設置しない理由が無い」状態に近いわけです。

興味のある方は、ぜひ他のページも。わかりやすくて面白いですよ.。トップページはこちら

キャッチは、

ソーラーにしてお金を貯めよう!
  (ちょっとだけ意訳ですけど)

アメリカ初のフルサービス・ソーラー提供会社
 〜設計・施工・ファイナンス・モニタリング〜

イメージ湧きません?というか、日本の会社のように、「エコ」とは違うんですね。つつく場所が。

(というか、日本ではここまで言えないですか・・・。実際の収支計算が・・・)

この会社が実際にどの程度繁盛しているかも、ウソを書いていないのかどうかも知りませんが、こういうことが広く知られる事実となるのを目指せば良いのではないでしょうか。メッセージとしてはシンプルで、すごく力がありますよね。


半分以上は「金融」の問題ですよね。あと、こういう会社の仕事内容はほとんどコンサルティングですね

できすぎた話でなくて、アメリカで本当に出来ていることとしたら、日本でもできますよね、たぶん。コストと制度と金融技術・・・。

もしかしたら、新しい神奈川県知事はこのことを言ってます? 報道内容が、よくわからないのですが・・・。 


で、これ、屋根の上のことだけじゃないんですね。たとえば、遊休農地利用での太陽光発電を同じ仕組みで出来たら、どういうことが起こるか、想像つきますよね。設置した農家が毎月、いくらかの収入を得続けるシステム。



(17時追記)
シャープのソーラーローンのページ。なんか積極的でないのはどうして?
ソーラーローン一覧ページ。各社のページ、まあ、普通のローンです。

日本の設置業者(徳屋)のソーラーローン紹介のページもありました。ここ、一番アメリカのり?で、得するって言っちゃってますけど・・・。

仕組みとしては、オリックスと同じ? いますね。


こうしてみると、
日本のソーラー、とってもわかりにくいところに入り込んでしまっているんじゃないかと・・・。たぶん、気づかずに。と思うのですが、どうですか?


(18時追記)
これについて調べないといけないんですね。日本語での説明、見つからないし・・・。
Power Purchase Agreement


(22時追記)
これPPA方式にするんではないかと思うんですが・・・。
自然エネルギー普及へ協議会=休耕田で太陽光発電も−ソフトバンク主導19道県参加


(22時20分追記)
しかし、この辺、もっと小さい組織や個人が入っていかないと、将来的に、非常につまらないのではないかという気もしますが・・・

たとえば、中国のメーカーと組めば、コスト計算的には既に可能であったりしないですか? 

それから、PPA的なものは、一見、関連無さそうな他のサービスも咬ませる方法があるようにも思います。純粋にニーズを考えて、それを強引にこれに結びつける思考作業をやってみれば、きっと、いくつか斬新なアイディアが出てくるのではないでしょうか。そういう企画タイプですよね。

大雑把な印象で書くのですが、そういう大小交えた競争が始まらないと、ソフトバンクのプロジェクトも、巨大メーカーの利潤のみが守られることで(雇用などにも効果なく)終わるような気がします。


(23時59分追記)
遊休農地での太陽光発電について、ソフトバンクより先に仕掛けてみたい小さい組織や個人のために、自分が知っていることは書いておきますね。いい加減な知識も含めて。

まず、遊休農地の多くは市街化調整区域にあるわけですが、役所の人と話した感じでは、屋根のある建物をつくらなければ規制対象とならない感じでした。倉庫とかつくらなくても、インバーターは、それ用の鍵付きのボックスがあるらしいです。ポールに設置するのが・・・。人に教えてもらったのですが。

農地からの転用が問題になる件ですが、農地のままの方が、将来のふり幅を考えても、財産価値を考えても、なにかといいんではないでしょうか。たとえば、パネルの日陰を活かして椎茸つくるとか、とりあえず、そんなことにしときません? というか、農地機能は残して、それも収益に加えればいいのではないでしょうか。

で、遊休農地を借りる場合、いくらかかるかですが、田舎で成長した私の実感では、「年2回草刈ってキレイに管理してくれるんならタダでもいい」といって使わせてくれる土地は非常に多いと思います。上記のように農地としても活かすのであれば、さらに印象はいいと思います。

あと電力会社との関係ですが、契約してメーターを電柱かなんかに付けて、月に300円くらいの基本料を払えば、電力会社としては問題ないとのことです。


で、一番の問題である損益計算ですが、・・・ここのところは、明らかに、相当な工夫が必要ですよね。そういえば、それについて、ちゃんと計算しようと思ったまま、忘れてました。ということで、また後日(すみません)。


(5月26日:20時40分追記)
コメントで、She's Beyond Good And Evilさんに教えてもらった、PPAに関する2007年の記事。
投資家の金が太陽光発電企業に向かう理由


(5月26日:20時50分追記)
これ読んでみますね・・・
Solar Power Purchase Agreements

どうも、PPAって、日本の太陽光システム販売の発想と全然違うみたいです。

「電田」やってる場合じゃないですね。

じゃあ、さっさと読んで、内容書けよ、ですよね。・・・はい、わかりました。なるべく早くに掲載します。



(5月26日:22時追記)
Solar Power Purchase Agreements
↑これの訳を、時間あるときに進めていきますね。まず最初の章。

<ソーラーサービス購入契約(SPPA)とは>
(・・・分かりやすくするために、SPPAの呼び名をわざと意訳しました)

SPPAとは、第三者デベロッパーが所有、運営、メンテナンスを行うソーラー(太陽光発電)システムに関する金銭契約です。サービス受給者は所有建造物の屋根などにシステムの設置を認め、このシステムで供給される電力をソーラーサービスプロバイダーから一定期間に渡って購入します。この金銭契約により、サービス購入者は固定レート(多くは割安なレートです)の電力を購入でき、ソーラーサービスプロバイダーや関連企業は、税金控除やサービス受給者への電力販売によって、金銭的利益を得ることができます。

このビジネスモデルでは、サービス購入者は、ソーラーシステムそのものではなく、ソーラーシステムから生まれるサービスを購入するのです。この仕組みは「ソーラーサービス」モデルと言われており、SPPAを提供するデベロッパーが「ソーラーサービスプロバイダー」です。SPPAは、ソーラーシステム設置のための調査機関を選択する手間や、高額な初期投資や、システムの不具合に関するリスクや、複雑な設計や許可申請などの導入に際する障害から、サービス受給者を解放するのです。またSPPAは、サービス開始時から、サービス受給者のキャッシュフローをプラスにします。




(5月27日:0時追記)
Solar Power Purchase Agreements
↑これの訳の続きです。

<ソーラーサービス購入契約(SPPA)の機能>
(・・・分かりやすくするために、SPPAの呼び名をわざと意訳しました。前にも書きましたけど。)

図1は、SPPA構成者の役割について整理したものです。

サービス購入者は、施設への(多くは屋根への)ソーラーパネルの設置に同意し、ソーラーサービスプロバイダーから太陽光電力を長期に渡って購入する契約にサインします。施設は所有のものでも賃貸のものでも構いません(賃貸物件の場合、長期賃貸契約の方が有利なソーラーサービス契約を結ぶことができます)。電力購入価格は、だいたい電力会社から購入するよりも少し割安な設定になっています。SPPAの価格レートは固定されている場合もありますが、多くはソーラーシステムの経年劣化や、システム運営・モニタリング・メンテナンスにかかるインフレの影響や、送電網から供給される電力の価格上昇を想定して、年率1〜5%ずつ上昇します。SPPAは成果に基づく契約で、サービス購入者はシステムが提供するものへの対価だけを支払います。ほとんどのSPPAの契約期間(それは優遇税制を享受できる期間であるわけですが)は、6〜25年です。

ソーラーサービスプロバイダーは、ファイナンス、設計、許可申請、施工をアレンジする、プロジェクトコーディネーターとして機能します。ソーラーサービスプロバイダーは必要な太陽光発電パネルを、製品保証を提供している太陽光発電機器メーカーから購入します。

施工者は、システムを設計し、適切な機器を選びます。また、ソーラーシステム設置後のメンテナンスも行う場合があります。ソーラーサービスプロバイダーが社内施工チームを持っている場合もあれば、施工業者に発注する場合もあります。SPPAが結ばれた後、だいたい3〜6か月の間に設置が完了します。

資金提供者(投資家)は、エクイティファイナンスを行い、ソーラーシステムについて定められた連邦及び州からの税制優遇を受けます。特定の状況では、投資家とソーラーサービスプロバイダーは、電力販売や優遇税制からの収益受け取りと投資家への支払いのために、特別目的事業体(SPE)を組織することがあります。

電力会社は、ソーラーシステムと配電網との相互接続を提供し、サービス購入者のソーラーシステムが十分な電力を供給できないときには電力を供給します。いくつかの州では、消費電力以上の電力を算出するサービス購入者から電力を買い取るためのネットメータリングの設置を義務付けています。州の政策によって買取り価格は様々ですが、ほとんどの州で電力会社が太陽光発電の余剰電力の購入を行っています。


(訳おかしいところなどあったら教えてくださいね)



ちょっと太陽光発電普及の、肝心なところが見えてきた感じがしません?

で、ぜんぜん関係ない音楽。








(5月27日:20時15分)
<そろそろ自然放射能のことも頭に入れて数値を見ましょう。>

放射線数値がだんだん下がってくると、場所ごとの自然放射能の差が大きく影響してきますよね。

そういうことが全く頭に入っていない専門家がテレビに出て数値の話をしていましたので、ちょっと寒くなって、以前にもリンクした資料をもう一度。

日本における地表γ線の線量率分布






(5月27日:22時25分)
<ソーラーサービスプロバイダー、既に日本にあったんですね>

電気代の支払いだけで、工場へ太陽光パネルの設置が可能に

それをやっている会社は、ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社です。

詳しくない分野では、こういう風に、しばらくしてから知ることが多いわけですが(まあ、無いほうが不自然ですよね。今思うと)、

しかし、ひとつ疑問は、

なぜ、このサービスにわかりやすい名前を付けなかったんでしょう?

会社のプレスリリースも、コアになる言葉がないために、ちょっとわかりにくいです。

マーケティング的に非常にもったいないですね。技術者の方は実感しづらいかも知れませんが、名前って、事業(商品やサービス)の成功不成功を左右する、もしかしたら一番大きな要素です。

「ソーラーサービスプロバイダー」という言葉、あるいは違うわかりやすい業態を示す言葉を広めたら、拡大に大きなプラスになると思いますよ。


で、先頭に立って、個人住宅にも拡大して行って欲しいと思います。ソーラーサービスプロバイダーは、非常に多くの中小企業が参加できる業態だと思いますし、ちょっと世の中の様子が変わってくることに貢献するのではないでしょうか(ファイナンスのところは、まとまってやらない難しいですか?・・・この段落、少しいい加減に書いてます)。


ふと思ったのですが、もしかしたら、「ソーラーサービスプロバイダー」は商標権の問題あり? 調べようと思ったら、今、特許庁の商標検索システム、メンテナンス中ですね。

ちゃんと考えて、前言を修正しますと、

まあ、「ソーラーサービスプロバイダー」は普通名詞としての拡大を図り、自社のサービスには、もっと親しみやすい名前を付けるのが王道でしょうか。

ソーラーサービスプロバイダーとして参入を考えている方、ここが鍵ですよ! たぶん。


求められていないのに、こんなこと書いて・・・と自分で笑ってしまいますが・・・。


<6月7日:10時40分追記>
これ、ソーラーサービスプロバイダーという仕組みですね。大阪ガスが、この仕組みで進めようとしてますね。こちらはちゃんとネーミングされてます。
「SOLAR−ECOWAVE」を活用した洲本市への太陽光発電設備導入について 〜あわじ環境未来島構想の実現に向けた先行取組〜

仕組みの説明を以前のプレスリリースから。
ネクストエナジー、大阪ガス/エナジーバンクジャパンと提携し『グリーン電力供給サービス』を拡大へ

ソーラーサービスプロバイダー、アメリカからの進出も始まっているようです。
小〜大規模の太陽光発電の製品販売、技術提供、コンサルティングサービス(個人 法人)の拡大にあたり、経営戦略の策定 実施、マネジメントを担当
・北アメリカ最大のソーラー発電サービスプロバイダーの日本法人立ち上げ
・建設 設置に向けたコンサルティングをワンストップで提供
・2010年にはイタリアに70MWの発電所を建設、その他インド、スペイン等でもプロジェクトを推進





(5月28日:19時)
で、こういうソーラーサービスプロバイダーが個人まで広がるためには、これが必要ですね。

<電力のさらなる自由化を! すると、何が日本の阻害要因だったかがはっきりします。>

で、その障害となることについて、楽天の社長がつつき始めています。
楽天:経団連からの脱退検討 三木谷社長、ツイッター投稿

これは応援したくなりますねえ。

これに関することとしては、

★孫正義も、これに関して何か動くでしょうか。

★管降ろしと原発利権がリンクしているのか、そうでないのか? 日経の今朝の一面の記事作りを見ると、メディアも含めて完全にリンクしているように思えますよね。どう思います?

東電の会長は、なぜ、無傷で生き残れるのか。なぜ、ここをマスメディアは突けないんでしょう?





(5月28日:20時25分)
こういうのがあるのを知りました。行ってみようと思います。全然、理解できないかも知れませんが・・・。英語でのセミナーだし。

特別セミナー「粘土表面の放射性セシウムの吸着特性とその挙動」

理解できたことは報告しますね。




(5月28日:21時20分)
<恐怖訴求に乗るのではなく、事実に沿って、農作物に対する的確な行動を!>

何度か書いたことですが、いまだに、恐怖訴求で儲けようとしている人たちがいるので、農水省の発表を機会にまた書きます。

農水省からデータが発表になりました(ちゃんと仕事してますよね。事故直後の混乱を抜けて・・・)。
東日本大震災:野菜の放射性物質吸収、目安の係数発表−−農水省

これを、実際に農家はどういう行動に結びつけたらいいかについて書かれている解説(WINEPブログ)はこちらをご覧ください。


アホな学者によって、土の放射性物質は全部、農作物に移行してしまうかのようなイメージがばら撒かれていますが、まず、それは違うという認識が広がってくることを願っています(もちろん無闇な安全信仰が広まることは願ってません)。

正しい行動は、事実の組み合わせの上に成り立つからです。そして、事実(土の状態と作物の特性)に正しい行動(農作物の選択だけでなく土木的な作業も含む)を加えて、なんとか安全を作り出せばいいわけです。

セシウムが粘土鉱物に強く吸着することも含めて、事実が未来に味方をしていないわけではありません


詳しい事実は、前記のセミナーで勉強してきますね(可能な範囲でですけど・・・)。


<6月3日:11時30分追記>
農水省の発表追加しておきます。
農地土壌中の放射性セシウムの野菜類及び果実類への移行の程度





(5月29日:17時、23時55分追記)
なんか、2020年に自然エネルギー比率20%という管首相の発言が、ひとつキーポイントになっているようですが、

<矢面に立たされている菅首相が「太陽光発電の普及についてですが、各家庭の初期投資が不要で、かつ設置直後から電気料金が割安になるソーラーサービスプロバイダーという仕組みを検討したい。それは、太陽光関連業界を活性化するだけでなく、広く国民にこの仕組みを支えるファンドへの投資を求めることで、滞留している貯蓄を生きたお金に変えるきっかけともなる。」と言ってしまって、これに関する議論が始まる。というのが、(いろいろと社会に動きが出てくるための)一番の近道かと思うんですが、どうでしょう?>

ちょっと、荒っぽいこと書いてますが、週末のなので?こんな感じで・・・。

(ソーラーサービスプロバイダーについては、少し前の記事をいくつかご覧ください)

あと、太陽光でなくても、この手法全然使えますね。 それから、他の復興事業にも応用できますよね。


意味と対象が明確な国民的ファンド


こういう案件のディテール整備するのは、官庁の方々が、すごく得意だと思いますよ。


ところで20%という数字、そんなに大騒ぎするほど、難しいんですか?

EU、2020年までに再生可能エネルギー20%使用で合意(2008年12月)

欧州委員会に提出された欧州連合(EU)各加盟国の予想によると、EUのエネルギー消費に占める再生可能エネルギーの割合は、2020年までに達成を目指している20%という目標を上回る見込みである。本日公表された報告書の概要の中で、欧州委員会は、EU全体の再生可能エネルギーの割合は20.3%となると述べている(2010年3月)


<6月3日:12時50分追記>
上記のソーラーサービスプロバイダー推進宣言ですが、次の首相登場時のネタにしてもらったほうがいい状況になりました?






で、関係ない音楽。






(5月30日:11時50分)
<セシウムの分離は磁選機で可能?>

WINEPブログで、「セシウム137(Cs137)汚染土壌から雲母を選別する方法を開発しよう」というお題が出されました(セシウムは雲母に吸着しているのでそれを選別する方法求むというお題です)ので、ざっとネットで調べてみました。

すると、どうも、磁力で選別(磁選)という方法が出てきます。以下はネットで出てくる関連研究レポートです。

花崗岩スラッジの再資源化に関する研究(第二報)

非 金 属 鉱 物 の 選 鉱 技


で、もう少し調べていると、磁選機という便利なものがあることを知りました(元々知っていた人は多いと思いますけど・・・)。

クロスベルト形高磁力磁選

「黒雲母回収率95%以上」と書いてありますが・・・。

磁選機って、リサイクル工場なんか用にもっと巨大なものも作られているようですね。

もしかしたら、それでOK?

さっそく、WINEPブログのお題に「応募」してみました。

まあ、素人考えなので、どこか大きな問題があるのだろうとは思いますけど、回答いただけたら、ご報告します。

ところで、これが可能でしたら、土壌セシウム除去のための巨大プラントがつくれるということです

ところで、WINEPブログで、ヒマワリの種を無料配布中だそうです。


<5月31日18時30分追記>
クロスベルト形高磁力磁選 ←これを作っているカネテックさんに問合せメール出したらわざわざお電話くださいました。「雲母にも磁性に差があって、鉄を取り込んでいる雲母以外は難しいんですよ」ということでした。鉄を取り込んでいる雲母だけを除去して、どれくらいセシウムが取り除けるのか、ということを知りたい感じはありますが・・・。
まあ現状は、難しそうですが、もう少し、結論は保留しておきますね。

ところで、調べていると粘土鉱物って、大きな鍵ですね。
いろんな研究者が発信しています。
放射能汚染水の浄化に粘土鉱物を用いることを検討してください




(5月30日:20時10分)
行ってみます、と書いていました以下のセミナー、行きました。

特別セミナー「粘土表面の放射性セシウムの吸着特性とその挙動」

セシウムが、粘土鉱物にがっちり取り込まれる仕組みが、分子模型ビジュアルで非常によくわかりました。

で、レクチャーの後の質疑応答では、自然に、「じゃあ、セシウム取り除くにはどうしたらいいの?」という方向になってきたわけですが、広い土地について、粘土鉱物からセシウムを引き剥がすのは非常に困難であるということなので、自分も質問してみました。ちょっと端折って書きますけど、

「じゃあ、(セシウムをくっつけている)粘土鉱物を分離できませんか?」
「それは、実験のときにいろんな方法でやっているわけだけど、小さな量についてもいろんな課程を経るわけで、今のところ、福島に適応できる方法はないなあ。」
「では、磁選(磁力で分けるのは)はどうですか? 雲母を分ける機械が、あるみたいなんですが・・・」
「それは、興味深いけど、自分ではやったことがないねえ。ただ、粘土鉱物といっても単体で存在しているわけではなくて、いろんなものとくっついているから、その辺が難しいように思うけど・・・、しかし、磁選ねえ、面白いかもとは思うけど・・・。」

書いてみると、ちょっと違うやり取りだったような気もするのですが、要点はこんな感じです。

うーん、自分で実験してみたい・・・。すごく大雑把な感じで・・・。


あと、長崎の原爆のセシウムがまだ残っていて、それも10cm(10インチでしたっけ?)くらいしか地中に浸透していないと、ジョンストン先生言ってました。


<6月3日:0時30分追記>
結局、今のところ、土壌浄化のベストな方法は、「部分深耕天地返し」のままですね。





(5月31日:0時40分)
このニュースの今後に、単純に期待しておきたいと思います。

政府、20年めどに電力改革 発送電分離が焦点




(6月1日:17時30分)
<放射線の危険性と同じく、情報の危険性も検証されるべきだと思いません? 結構切実な問題だと思いますけど。>

たぶん、確率的事象について考えることが難しいからだと思いますが、これだけ時間が経っても、ひどい情報が出回ってますよね。

これ、ちょっと冷静に?健康のことだけ考えると、放射線関連の情報に一切触れないというのが、それについて否応無しに考えなくてはならない地域を除いてベストな選択ですよね。しかし、いろいろなことを知りたいという欲求(欲望)も当然あるわけですから、そうもいかないわけですが・・・。

もちろん、情報を制限することにも賛成できませんが、健康に対する情報の影響が研究されているという事実があると、受け手が情報に対してもう少し冷静に考えることを促すのではないでしょうか。・・・ならない?

誰かやってくれません? 「情報が健康に及ぼす影響に関する疫学的?研究」。 単位はシーベルトじゃなくて、何なのでしょうか?

自分がもし、福島に住む親だったら、原発賛成反対に関わらずデマ拡散元に対してこそ、何か行動するような気がします。と言って今、これくらいのことしかしていないのは、やっぱり当事者でないからですけど・・・。でも、本当に頭にきますよね。


ところで、国民の大多数から?非難を浴びている福島県の健康アドバイザーの山下教授ですが、もし、自分が現地に送り込まれた医者だったら、と考えると、「安心です」と言い続けた彼の気持ちは、少し理解できるんですよね。他の方法を取ったときの状況を想定すると、その判断を一方的に批判することは、なかなか難しいです。では、どうすれば良かったかまで考えてみると、その困難さがわかると思います。こういうこと書くと、かなり危険なわけですが・・・。





(6月2日:1時)
<チェルノブイリの退避基準として流布している5mSv/年は、1991年(事故5年後)に適用された数値では?>

国会議員のブログ(たとえば、ここの5月23日)も含む、いろんな発信を見ていると「チェルノブイリの退避基準は5mSV/年」というのがやたら出てくるのですが、旧ソ連が、放射線に対してそんな安全重視の対応をしていた記憶がないので、少し調べてみました。

すると、チェルノブイリの数値基準について詳しく書いた資料がひとつ出てきました。

ベラルーシにおける法的取り組みと影響研究の概要

この資料によると5mSV/年は、事故後の1991年に採択された法律の移住基準であり、被爆量限度のようです。被爆量限度は、段階的に1998年は1mSv/年に落とすべく定められたようです。つまり、91年の時点でもまだ5mSV/年以上あった場所に、避難勧告が出されたということです。

尚、1986年からそれまでの5年間の被爆限度基準は、100mSV/年、50mSV/年、30mSV/年、30mSV/年、5mSV/年と移り変わったようです。

福島が安全とか20mSVで問題ないとか言いたいわけではありません。チェルノブイリ以上の放射線を浴びていると福島の人たちに思わせてしまう情報は、不正確であると同時に、精神的なダメージを考えると犯罪に近いのではないでしょうか





(6月2日:20時20分)
<行政に対する無理解が、復興を遅らせる仕組み。>

「世界もおどろく日本の基準値2000ベクレル」という暫定基準値の危険性を指摘しているサイトを友達が教えてくれました。もちろん、これは善意でつくられているものだと思いますが、こういう問題の捉え方が、復興を遅らせている大きな原因のひとつになっているのではないかと、私はとても危惧しています。

以下の文は、反原発団体などの対応を例に出して書いていますが、政府の混乱も構造としては同じだと思います。

さて、リンクさせていただいたサイトの話に戻りますと、暫定基準と言うのは、緊急時基準なので、各国の平時の基準と比較する場合は、敢えてそうした理由がないと、フェアじゃないです。IAEAの緊急時基準と比べると、日本の暫定基準は厳しかったりするわけです(その数値がいいとかという話ではないですからね)。

もちろん、緊急時の基準ってなぜ必要なの? とか、この基準は適正なの? 適用期間はどれくらいなの? みたいな議論はあってしかるべきなのですが、これが緊急時の基準であるという理解をスルーしていると、今の基準を平時に向けてどんどん厳しくしていくという発想が抜けてしまいます。

暫定基準ができるまでは平時の基準って実は無かったわけですが、今から急いで平時の基準をつくらなきゃいけないという発想も抜けてしまいませんか? 

プレッシャーをかけるべき位置が全然違うわけです。今の暫定基準よりも、平時の正しい基準を作ることと、それに早く移行するところにプレッシャーかけないと・・・。

文科省と福島の父兄団体の交渉でもそうですが、なぜか、みんな、改善までにより時間のかかる状況理解をしていました。1ミリシーベルトを目指しますというのは、最初から文科省は言っていたわけです。それに向けてどうするかに最初からポイントを置いとけば、もっと、早く交渉と、実際の施策が進んでいたのは、間違いありません(社民党も咬んでいたはずですが、弁護士である党首は、それに気づかなかったんでしょうか)。

何が繰り返されているか整理しますと、これは政府の混乱状況にも当てはまることがわかりやすいと思うのですが、

行政が窮余と自覚しながら窮余の策をとりあえず出す
→それを反原発団体などが永久の施策として反対する
→窮余の策から次に移行しなければならないという自覚のある行政を結局、窮余の策の検証に引き戻してしまう。また行政側には、窮余の策を出した苦しさに理解が示されないことへの不満が募る。

こうなってしまっては、次の施策への議論にさえ、なかなか入れないわけです。

何かやるには結局、行政に頼るにも関わらず、行政の意図を理解せずにモチベーション殺しているという状況です。

結果としては、自分に何かをする責任がないから、欲望に任せて好き勝手なことを言っているのと同じです。少なくとも全然「子どもたちのため」ではありません。

どうも平時の?学生運動とか、緊急の事象のない場合の政治闘争と勘違いしていると思うんです、みんな。そういう場合とは、かなり違うんではないでしょうか。


これを改善するには、地味ですが、自分が行動するならどうするかと、その行動の結果を考え続けることだと思います。そうすれば、この状況のこと、この状況に関わる人たちの気持ちがよくわかるのではないでしょうか。

つまり、簡単には、この状況で何かをしなくてはならない立場にある人の辛さを少し理解しておきませんか、ということです。


で、関係ない音楽。







(6月3日:13時)
<もう皆さんやっていると思いますが、できることは勝手にやった方がいいですよね?>

この状況だと、個別案件をどうするかに集中ですね。基本的にはなんでもそうだと思いますけど・・・。

ですから、このブログがこんなかたちになった#211のタイトルは「全国のリアルタイム放射線測定値(ガイガーカウンタ)公開サイト(主に公共機関公開情報)リストつくりました。最後は自分で決断したい人たちのために。」でした。

決断を左右する要因はほとんどもう、それぞれの細かい事情だと思いますので、このブログも終わろうかなという気がするのですが、今までも何度か、もうこの辺でと言って、復活しているので、はっきりは書けません。

マーケティングとか企画とか個別案件の相談とかならいつでもどうぞ。もしお役に立てそうなら。資金はないですが、知恵ならある程度出せます。


あ、冷静になりたいときに、思い浮かべるといいかも知れないことがあります。

物事はだいたい、最高と最低の間で進行します。当たり前ですが。


で、関係ない音楽。






P.S.

<事実が不人気な件>

放射線に対する誤情報を絡めた恐怖訴求を何度か批判していますが、下のような記事も悲しい気持ちになります。セシウムは、ほとんど土に固着してしまうので、植物で吸収する土壌浄化(ファイトレメディエーション)は、あくまで補助的な効果しか持ちません。

福島の土壌浄化へヒマワリ栽培を 鯖江の児童ら、賛同者募る

ファイトレメディエーションは、このブログでも初期の頃に紹介していますが、その後も、土壌浄化についいてはずっと考えて、結論を「部分深耕天地返し」としたのもそのためです。

植物によって土がキレイになるというのは気持ちいい話かも知れませんが、実際は、この記事で想定されているよりも、浄化効果は小さいものです。


過剰な危機感や失望が与える高揚感や、心温まる嘘に人気が集まりやすいのは、まあ、いつでもそうなんだとは思いますけど・・・。




P.S.2.(6月10日:11時)

最後に、自分の分野の話を。

企画をする時は、実は、思考をかなり限定します。

「実際の行動」につながりそうもない言葉は、簡単にそれらだけが増殖し、増殖の結果が企画になることはないので、企画をする場合は、そこには手を出しません。

正しい目的を決めること。そのために何をしたらいいかだけを考えること。

<目的の適切さと、そのためにできること、やってみたいことを考え続けるのが企画>

です。

サッカーだとイメージしやすいでしょうか。常にゴールのことを考えてパスやドリブルのアイディアをどんどん実行していくということです。パスのためのパスを美しくつなぐより、ゴールを目的とした失敗覚悟の行動の方が、全然、ゴールの確率を高めます。

パスのためのパスも楽しいのですが、目的とは異なる単なる楽しみであることを強く意識していないと、まるでパス自体が目的であるかのような思考に、簡単にはまってしまいます。というようなことは、皆さん、よくご存知ですよね。


今回の問題について、かなり目的が消えかかっていたり、瑣末なものや、とんでもないものに差し換わっていたりする場所も多いので、それぞれが、もう一度、目的をその適切さも含めて再確認した方がいいんではないでしょうか。

目的が適切かどうかという判断が一番難しいのですが、行き詰っている場合は、目的が適切でない場合がほとんどですから、そこは、じっくり考える価値があります。

適切な目的は多くの場合、それ自体が行動のアイディアを引き寄せます。


大抵の場合、大きな目的は震災前と同じではないかとも思いますが、混乱しましょね。

以上、半分、自分に向けて書きました。


しかし、政治家達はずっとくだらなかったですね。

<政治も企画競争であるべきだ>

ドラッカーブームで多くの人が勘違いしていますが、マネジメント論を評論家的に気持ちよく語っていれば済む仕事は、基本的には無いわけです。

で、今、そのリーダーの責任にのみ集中する思考の延長で行われているのが、単なるスケープゴート探しと、個人礼賛です。原発推進、反原発関係なく、あらゆる立場の、かなり大勢の人たちがやってるのは。

<せめて自分たちは、現場で使える企画を考え続けましょう。>

ということで、今後は、(具象抽象に関わらず)実際に何かをつくることのみ考えるブログに移って行こうと思っています。
まあ、今までもなるべく、そうしてきたわけですが。


新しいブログが立ち上がったら一応、ここに告知させていただきます。



P.S.3

#211以降、使えるアイディアをみんなでたくさん考えました。実現すべきもので実現していないものもいっぱいありますので、ざっとでいいですから、読んでみてくださいね。



P.S.4

結局、原発に反対してきた研究者たちも含めて誰も、事故が起こった場合どうすればいいかは、あまり考えてこなかったわけです。

そこは反省して、今の状況の打開策を、原発に反対してきた研究者たちこそ考えて欲しいと思います。そして、様々な立場のできるだけ多くの研究者を巻き込んで実行して欲しいと思います。

そのためのモチベーションは、原発を推進する側にあった研究者たちよりも、はるかに高いはずですから。

また、具体的に打開策を考える過程で、蔓延している誤情報も淘汰されていきます。




では、この原発の件の備忘録はこの辺で。ここで記載してきたことのかなりの部分は、常識みたいなこと(「outsidervoice」ではないこと)になったのではないでしょうか。

(記載の中にはもちろん、後から間違いと判明したこともあります。それらは今は簡単に間違いとわかるので、そのままにしてあります。)


ということで、「outsidervoice」の収集活動は、他の場所に移ります。ちょっと休んでから。




P.S.EX

さて、これで、やっと

<土壌浄化プラント競争、開始ですね>

大谷石で校庭の放射性物質吸着…小学校で実験

本命は、磁選がらみだと思いますけど・・・。

中小企業にこそ期待したいところですが、問い合わせた企業は及び腰でしたけど・・・、おそらく、その及び腰の理由は、放射性物質がらみということだと思いますけど・・・。

現実的には、三菱重工あたりの磁選&生物膜巨大プラント、みたいなことでしょうか。

最後は、希望を込めて。



<しかし、なぜ、表土を削除するだけで、その上に新しい土(埋める穴をつくるために掘った土でOK)を被せないのでしょうか?それで、劇的に数値は下がるはずですけど>


以上、プラグマティックに対応することを目指してきた震災以来の記述は、ここで終わりです。